Monday, May 05, 2008

日記 2008/5/5

ターナー賞

・森美術館で「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」を見た。

まず、この連休で初めて人の集まるところに行った気がする。ああ、こういう感じ苦手だなーと思いました。チケットを買うまでに20分くらい待って。まあ、その後はすんなりでしたけど、入るまでの時点で別の日に来れば良かったなーと思ってしまった。

あと、展望台と美術館のチケットが抱き合わせになってるのね。ちょっと意味不明。しかも最初順路がわからなくて展望台一周しちゃった。最初の印象が(混雑で)悪かったため、別に風景見に来たんじゃない、と不機嫌になりました。どういう政治的な理由があるのかはわかりませんが、美術館が高層にある理由は、少なくとも森美術館に関しては無いですよね。外見えないし。あと明らかに現代美術に興味がなさそうな、作品を横目で見るだけで通過していく人とか結構いて、なんか残念な気持ちにもなりました。抱き合わせは良くないよ。

とはいえ、まあこれ全部最初の印象が悪かっただけで、たしかにもともと美術とかに興味ない人に、とりあえずでも作品に触れる場があること自体はいいですよね。

あ!ですます調になってる!

なんだかいつもと文体かわってきてますが、肝心の展示について。再三繰り返しているように、あんまり落ち着いた気持ちで見れなかったので、あまりぐっと来るものはなかったのですが、やはりデミアン・ハースト《母と子、分断されて》は作品としての強度を感じました。

デミアン・ハースト《母と子、分断されて》

ただ、これは以前モディリアーニ展を見たときも感じたのですけれども、やっぱり広告とか、事前に知っている作品は良く見えてしまうっていうのは避け難くあるよな、と。《母と子、分断されて》は雑誌で現代美術の特集とかあるとかなりの確率で乗っかってるということもある訳で、そいういう事前の知識なしで見てみたいです。こと現代美術はそうかな。

あとは今写真に興味があるのもあって、ヴォルフガング・ティルマンスの一連の作品も好きでした。

ヴォルフガング・ティルマンス《君を忘れたくない》

プリンターで印刷されたものや、フィルムに直接画像をのせるような操作をしたものなどが、さりげない感じで撮影されてあり、しかも作品は壁にテープで貼付けてあったりといった、ある種の気軽さを持って展示されていました。見る側に付加をかけすぎない、良い作品だと思う。

・展示会を出て、有楽町でやっているイタリア映画祭にむかう。フェリーニの「8 1/2」を見る予定だったが、しかし!なんと1時間くらい前についたにもかかわらず、既にチケットが完売していた。なにそれ、どういうこと?どこかで前売りとか予約とかしていたんでしょうか。全然知りませんでした。あー今サイト見たらあるねーありますねー。傷心のうちに帰宅。

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