Tuesday, January 03, 2012

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

昨年はとてつもない年になりました。アラブ民主化の流れが勢いを増していく中、日本では地震が起こり、1000年に一度の津波に見舞われ、原発が爆発しました。ギリシャの経済危機からヨーロッパの経済が崩壊していく中、被災した日本の通貨は値上がりし、ビン・ラディンが死に、カダフィが死に、金正日が死にました。

また、幾人かの知人が結婚し、別の幾人かには子どもが生まれました。会社を辞めて独立したり、海外の大学に研究をしに行ったりした知人もいました。

私はレーシック手術を受け、秋に前の家の近くに引っ越しをし、リビングにはもらいものの大きなテレビが鎮座するようになりました。アラザルにはなんとか二回原稿を書きました。

無数の出来事の急襲を受けた2011年ですが、やはり地震の2011年ということになるでしょうし、だから来る(というかもう来ていますが)2012年にはポスト震災としての様々な事物があらわれてくるでしょう。

だから2012年は、「先を見通すことはできない」という前提からのスタートにならざるを得ないと思いますが、だから目標くらいは持っておきたいところです。それはここで公表するようなことでもないので控えますが、善かれ悪しかれ、自己責任論が強まってくるのは必至だと思いますので、いつでも自分と家族くらいは守れるように精進したいと思います。

いつも言われていることですが、しかし経済/通貨不安と震災の影響で、かつてないほど、この「先の見通せない」状態の年明けとなりました。しかし被災地の詩人、和合さんは「明けない夜はない」と繰り返しています。それは多分、無闇/無根拠に明るい社会を信じることではないでしょう。むしろ生活することの自明性が縮減していく社会になりつつあるようにも思えます。それでも、つねに先に進むことはできるし、むしろそれしかできないのだ、ということでしょう。

それでは、2012年が皆様にとってよい年でありますように。今年も宜しくお願いいたします。

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